古事記
こ じ き
日本でいちばん古い歴史書を、
原文・現代語訳・やさしい解説の三段で。
神々の物語を、いまの言葉で読みなおす。
上巻 ― 神々の時代
天と地のはじまりから、天孫降臨、そして初代天皇の誕生へ(全十話・完結)
天地のはじまり
てんち の はじまり混沌から天と地が分かれ、最初の神々が次々と生まれる。世界の幕開け。
其の二国生み・神生み
くにうみ・かみうみイザナギとイザナミの夫婦神が、矛で海をかき混ぜ、日本の島々を生んでゆく。
其の三黄泉の国
よみ の くに死んだ妻を追って死者の国へ。見るなと言われた約束を破る、哀しい別れ。
其の四天の岩屋戸
あめ の いわやと太陽の女神アマテラスが岩戸に隠れ、世界は闇に。神々は知恵をしぼる。
其の五八岐大蛇
やまた の おろち追放されたスサノオが、八つの頭をもつ大蛇を退治し、娘を救う英雄譚。
其の六因幡の白兎
いなば の しろうさぎ皮を剥がれて泣く兎を、心やさしいオオクニヌシが救う。国づくりの神の物語。
其の七オオクニヌシの国づくり
おおくにぬし の くにづくり兄神の迫害と根の国の試練を越え、スクナヒコナと共に地上の国を築きあげる。
其の八国譲り
くにゆずり高天原が地上の国を求める。タケミカヅチの交渉と力比べ、出雲大社の由来。
其の九天孫降臨
てんそん こうりんアマテラスの孫ニニギが神器とともに高千穂へ。人の命が短くなった理由とは。
其の十海幸彦・山幸彦
うみさちひこ・やまさちひこ失くした釣り針を追って海神の宮へ。神武天皇へとつながる、神代最後の物語。
中巻 ― 人代のはじまり
初代・神武天皇の建国から、英雄ヤマトタケル、神功皇后まで
神武東征
じんむ とうせい日向を発ったイワレビコが八咫烏に導かれて大和を平定し、初代天皇となる建国譚。
其の十二三輪山伝説
みわやま でんせつ夜ごと通う男の正体を麻糸でたどると、三輪山の大神オオモノヌシだった。神婚の物語。
其の十三ヤマトタケル 西へ
やまとたける にしへ父に疎まれた皇子が女装してクマソタケルを討ち、英雄の名を授かる。西征の物語。
其の十四ヤマトタケル 東へ
やまとたける ひがしへ草薙剣で野火を払い、后は海に身を投げる。白鳥となって飛び去る英雄の最期。
其の十五神功皇后
じんぐう こうごう神託を疑った天皇の死、身重のまま渡る海、そして応神天皇(八幡神)の誕生。
下巻 ― 人の世の物語
聖帝・仁徳天皇から、悲恋、剛勇の大王、そして古事記の結びへ
資料で深める
物語をより楽しむための読み物
このサイトについて
『古事記』は和銅五年(七一二年)、太安万侶(おおのやすまろ)が 稗田阿礼(ひえだのあれ)の暗誦をもとに編纂した、現存する日本最古の書物です。 天地のはじまりから推古天皇までを、上・中・下の三巻にわたって記しています。
このサイトでは、上巻(神代)・中巻(人代のはじまり)・下巻(人の世)の 三巻を通して、心に残る有名な物語を、書き下し文の原文、 読みやすい現代語訳、背景や神々の関係をひもとく解説の 三段で紹介しています。現代語訳・解説は読みやすさを優先したやさしい意訳です。