司馬昭の心は道行く人までみな知っている【三国志故事成語】

三国志

三国志の故事成語の「司馬昭の心は道行く人までみな知っている」を解説してください。
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内容

「司馬昭の心は道行く人までみな知っている」は、中国の三国時代の故事成語です。日本語では「誰の目にも明らかである」「隠し切れない」という意味で使われ、権力者の野心や悪意が誰にでも明らかであることを表現します。

故事成語の由来

この故事成語は、三国志時代の魏の皇帝曹髦の言葉に由来します。曹髦は、魏の実権を握っていた司馬昭の野心を警戒していました。

ある日、曹髦は側近に「司馬昭の心は、道行く人までみな知っている。私は座して廃位の辱めを受けることはできない」と語りました。曹髦は司馬昭を排除しようと挙兵しますが、失敗し、殺害されます。

ビジネスシーンでの使い方

ビジネスシーンでは、以下のような場面で使われます。

  • 上司や同僚の野心や悪意が誰にでも明らかである場合
  • 会社の不正行為が明るみに出た場合
  • 隠蔽しようとしていた事実が暴露された場合

これらの状況では、当事者は自分の意図を隠そうとしますが、周囲の人にはバレバレであることを意味します。

出典

  • 晋書 帝紀 巻三 魏紀三

その他

この故事成語は、中国語では「司马昭之心,路人皆知」と表記されます。

参考資料

類似の故事成語

  • 周瑜の心は火のように明らか
  • 韓信の股の計
  • 項羽の釜烹りの刑
  • 曹操の孟徳を刺す

司馬昭之心、路人皆知

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