🎬4コマ漫画構成(左上→右上→左下→右下)
①「よし、いくぞーっ!」
- 場面:カエル軍(主人公)が気合いを入れて敵(大きなヘビ軍)に突撃しようとする。
- セリフ:カエル将軍「今日こそ決着だぁーっ!」
②「で、でかすぎるっ…!?」
- 場面:敵のヘビ軍が想像以上に巨大で、武器もすごい。味方がびびってる。
- セリフ:兵士カエル「将軍、これはムリっス…」
- 将軍の心の声:『…これは無理ゲーだ』
③「いったん退けーっ!!」
- 場面:カエル軍が全速力で撤退!
- セリフ:カエル将軍「今は逃げろ!戦力温存だー!」
- ナレーション:「戦略的撤退です」
④「逃げたおかげで…」
- 場面:山の上で再集結したカエル軍、元気を取り戻す。
- セリフ:カエル将軍「ふふっ…“三十六計逃げるに如かず”ってね」
- ナレーション:「逃げるのも戦いのうち!」
✍️補足(吹き出しで添えると◎)
- 「負けるが勝ちってこともある!」
- 「撤退は敗北じゃない!」

🈶 成語の意味と解釈
- 直訳:「三十六の計略のうち、逃げるにまさるものはない」
- 意訳:「戦いにおいては、逃げることが最善の策である場合もある」
- 要点:無理に戦うよりも、戦力を温存し、将来の機会に備えることが賢明であるという戦略思想。
📚 出典と背景
この言葉は、中国の兵法書『三十六計』の最終章に登場します。
『三十六計』とは、古代中国の戦略・戦術を36の計略に分類した兵法書で、時代的には明〜清代にかけてまとめられたとされています。
「三十六計、走(逃)為上(しょう)」
(三十六の計略の中で、逃げることが最上の策である)
この成語は、逃げること=敗北ではなく、より大きな勝利のための賢い選択であることを説いています。
(訂正)
「三十六計逃げるに如かず」の出典は、中国の歴史書『南斉書』の「王敬則伝」にあります。具体的には、王敬則が斉王父子を攻めた際に、斉王父子が逃げたことを踏まえ、檀道済の兵法「三十六計、走為上計(檀公三十六策、走るを上計と為す)」という記述が語源です。
🏯 歴史的な具体例
◉ 項羽と劉邦(楚漢戦争)
- 劉邦が不利になるたびに戦略的撤退を行い、最後に項羽を破って漢王朝を建てたことが「逃げて勝った」代表例。
◉ 三国志:劉備の撤退戦
- 曹操に追われた劉備が、敗走を繰り返しながらも最終的に蜀を建国。逃げの名人とも言われる。
💼 現代での使い方(例文)
🔹 ビジネス・交渉にて
「今回のプロジェクトから撤退するのは決して敗北ではない。三十六計逃げるに如かずだよ。」
🔹 日常会話での比喩
「あの場で言い返しても良いことなかったし、黙って引いたのは正解。まさに三十六計!」
💡 類義語・関連語
表現 | 意味 |
---|---|
転んでもただでは起きぬ | 不利な状況でも学びや利益を得る |
臥薪嘗胆 | つらい時期に耐えて、機会を待つ |
負けるが勝ち | 一時の敗北が最終的な勝利につながる |
✅ ポイントまとめ
- 「逃げ」は敗北ではなく、戦略的選択。
- 長期的な成功のために、あえて退く勇気が重要。
- 現代の仕事、人生、交渉でも応用できる深い知恵。
以上

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