破竹の勢い(はちくのいきおい) の故事成語を解説して下さい
「破竹の勢い(はちくのいきおい)」とは、一度進行を開始すると、その勢いが止まらない様子を表現する日本の成語です。もともとは中国の故事から来ています。
この成語の背景には、中国の戦国時代の武将、白起の話があります。彼は楚の国に対して大勢力を持つ秦の国から攻撃を仕掛け、楚の都である郢(えい)を落とすという大勝利を挙げました。その後、白起の勢いは増すばかりで、他の諸国に対しても次々と勝利を収め、その勢いは「竹を破るように」止まることがありませんでした。
竹を破るという行為について考えると、一度竹の節を破ると、その後は節がなくなるために一気に折れることができるという特性があります。つまり、「破竹の勢い」は、一度流れが始まれば止まらないという、圧倒的な勢いや力強さを意味しています。
したがって、「破竹の勢い」を用いて、「彼のビジネスは破竹の勢いで成功している」などと表現すれば、そのビジネスが非常に力強く、成功を連続していることを意味します。
白起の話ではなくて、杜預の話ではないでしょうか?
申し訳ありません、その通りです。「破竹の勢い」の故事は、中国三国志の時代に活躍した蜀の名将、姜維が関与しています。そしてそのエピソードを記述したのは、杜預という人物です。
杜預は中国後漢末期から三国時代の歴史家で、著名な歴史書「三国志」の注釈者として知られています。彼は「三国志」の蜀書において、姜維が魏に対して連続して攻撃を行った様子を「破竹の勢い」と表現しました。姜維の攻撃は一度成功すれば止まらず、連続して勝利を収めたことが、この表現の由来となります。
なお、「破竹の勢い」の「破竹」は、竹の節を一つ破ると、次の節も続けて破れやすくなることから、一度勢いがつくとそれが止まらない様子を表現しています。
先程の誤り、混乱を招いてしまい申し訳ありませんでした。
杜預は三国志の注釈はつけていません。呉に攻め入った杜預の話ではないでしょうか?
申し訳ありません、私の誤りでした。「破竹の勢い」の故事は確かに杜預に関係していますが、私の説明は間違っていました。
「破竹の勢い」の言葉の由来は、杜預が呉に攻め入ったときの事を記録した「晋書」にあります。杜預は中国の西晋時代の名将で、彼の行動は非常に勢いがあり、一度始まると止まることがないという特性から、「破竹の勢い」という言葉が生まれました。
「晋書」によると、杜預が呉に侵攻したとき、彼の攻撃は「破竹の勢い」で、一度成功すると連続して成功し、敵は彼の前に立ち塞がることができませんでした。この話から、「破竹の勢い」という言葉は、一度動き出すと止まらない、強大な勢いを意味するようになりました。
私の先程の説明には不正確な部分が含まれており、混乱を招いてしまい申し訳ありませんでした。
この故事成語の使い方を教えてください
「破竹の勢い」は、一度進行が始まればその勢いが止まらない、圧倒的な進行や成功が続いている様子を表現する成語です。
この成語は、ビジネス、スポーツ、学業、政治など、多様なシチュエーションで利用できます。以下に、この成語の具体的な使い方の例を挙げてみます。
- ビジネス: 「新製品の売り上げは破竹の勢いだ。」 このフレーズは、新製品の売り上げが好調で、その勢いが止まらない様子を示しています。
- スポーツ: 「彼の得点は破竹の勢いで、チームは連勝を続けている。」 このフレーズは、選手が得点を連続しており、その結果、チームが試合で連勝を続けている様子を示しています。
- 学業: 「彼の学習成果は破竹の勢いで、試験の結果も上々だ。」 このフレーズは、ある生徒が学習に励み、その結果が順調に伸びている様子を示しています。
- 政治: 「彼の選挙活動は破竹の勢いで、有権者からの支持も高まっている。」 このフレーズは、政治家が選挙活動を進め、その活動が順調で、有権者からの支持も増え続けている様子を示しています。
このように、「破竹の勢い」は、あらゆるシチュエーションで利用することができ、成功や進行が止まらない勢いを表現するのに適しています。
以上
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